ボンドブレーカー(2面接着)の役割
ボンドブレーカーの役割、2面接着の良さ
シーリングの寿命を延ばすことが出来るというところです。
実は、シーリングというのは湿度などの環境の変化に応じて多少伸びたり縮んだりしています。その時、ボンドブレーカーなし、つまり3面接着状態だといわゆる“あそび”がないのです。
そのため横も後ろもがちがちに接着されてしまった状態だと、シーリング材が伸び縮みするときに目地割れといわれる劣化症状を引き起こす可能性が高くなってしまうのです。もちろん、ボンドブレーカーを使用すれば100%目地割れしませんということではありませんが、シーリング部分にかかる負荷を軽減させてあげることが出来るのです。
ちなみに、プライマー塗布の順序がボンドブレーカー施工の前でも後でもいい理由もここにあります。ボンドブレーカーを使用するということは、シーリング材が直接建材に触れるのは2面接着の2面分のみ。当然プライマーもこの2面に塗布すればよいということで、実はボンドブレーカー使用時のシーリング工事のプライマー塗布は目地の溝の両サイドにしか塗る必要がないのです。

KAMOIより新発売
2023/12/20